どちらが良いと思いますか?
■良品質住宅をつくる仕組みがあり、それに基づいて品質管理をする良い会社
① 自社の品質基準を持っている。
② 品質基準に基づく品質管理チェックリストを持っている。
③ 品質チェックリストに基づくチェックを〇×式で評価している。
正しいものを〇、正しくないものを×、また中途半端な△はない。
④ チェックリストに基づき現場で実際の評価のトレーニングをし、厳正な品質管理を実施している。×箇所の是正を徹底する。
⇒品質にアバウトなところをなくし、〇×だけで表示しているため、すべての項目が正しい状態で収まるので良品質に仕上がる安心できる住宅会社になる。
■良品質住宅をつくる仕組みがなく惰性の品質管理をする不安な会社
① 自社の品質基準を持っていない。
② 品質基準がなく、そのため品質管理チェックリストも整備されていない。
③ 品質チェックリストがなく各自が習慣で品質管理をしている。
中途半端な△でもまあいいかで見過ごしていく。
④ 現場で実際の評価によるトレーニングがなく、できあがる品質もばらつきがある。
⇒担当によるばらつきと、品質にアバウトなところが多く、心配な品質になっているので、クレームや欠陥住宅につながる不安な住宅会社なる。
【発展成長していただくためのご提言】
🔹品質管理システムは明確か?
・設計図書と作図ルールが明確か?
・詳細施工詳細図(ディテール)はあるか?
・品質基準があるか? また明確か?
・品質チェックシステム・シートは明確か?
・検査方法は統一されているか?
・受け取り検査システムはあるか、また明確か?
・品質管理(検査)報告書は明確か?
・標準詳細工程表はあるか?
・個別工程表は明確か?
・先行手配管理表はあるか?
🔹品質管理を正しく
①仕事の品質を上げることに努力し、ミス、ロスをなくし、仕事の効率を良くするように心掛けている。
②クレームなどが発生しない、品質の良い住宅づくりを心掛けている。
③工事に関わる「すべての大工、職人」と「協力業者」に、
・「品質基準」を良く理解させている。
・「品質基準」に基づいた施工を行っている
🔹良品質の「品質基準確立」→「検査実施」→「不良の発見」→「不良の分析」→「品質改善」が確立されている。
住宅工事
↓(積極的な品質改善の取組み)
品質基準の確立
↓
品質検査の実施
↓
不合格・不良の発見
↓
不合格・不良の分析
施工方法の見直し
(問題点の改善)
↓
施工による改善
住宅工事
↓(必要に迫られた品質改善の行動)
残・手直し工事/苦情・クレーム工事
一番は経験だけでやるのでなく、標準化してやり方を明確にしていくことが大切です。品質基準と品質チェックリストを作成し、その〇×によるチェックのトレーニングを行うことで、1年もせずに安心できる品質管理ができます。
ぜひ取り組んでください。