② 品質管理は住宅会社の責務

 

御社の品質管理は万全ですか?

 

 

 

品質管理では、現場の写真を撮って記録しておく必要があります。

  

しかし未だに多くの企業において、

 

 ・ただ写真を撮っておくだけで整理できていない

 

 ・写真を撮るポイントが決まっていない

 

 ・写真の枚数もそれほど多くない

 

 ・お客様に報告書として渡していない  etc

 

といった現状もあるようです。

 

 

 

良品質な施工は当たり前のことです。

 

それには各施工がしっかりとした工程・品質でできているのか、

 

厳しくチェックすることが必要であり、

 

それが監督の品質管理の仕事です。

 

 

 

 

 

最近は施工不良や違法建築などが明らかになり、

 

その対応で四苦八苦するといった事例が多くみられます。

 

名の知れた住宅会社でもそのようなことがあるのが現実。

 

 

 

お客様は品質に不安を抱えておられます!

 

 

 

 

 

その不安を払しょくするには、

 

自社できちんとした品質管理をおこなっていることを

 

お客様に明確に伝えることです。

 

 

住宅産業塾のサービス(ビルダーズシステム)を活用した品質管理例(新建ハウジングプラスワン20193月号)

 

 

例えば、品質管理としてどのようなことをおこなうのか、

 

それらの写真をお客様に定期的に報告するのかどうかなど、

 

お客様に安心感を提供することが重要です。

 

 

 

 

 

ところが、このあたりがあやふやな会社が実は多くあります。

 

「これだけの品質管理項目がある」という話をすると、

 

そんなに現場に行けない、時間が掛かりすぎる、

 

中には写真もあまり撮らないのが当たり前、

 

といった答えをする方もおられます。

 

 

 

これらは、今おこなっている業務の流れ、内容が正しいと思っているのが前提であり、

 

それらを改善する必要性を感じていないパターンです。

  

何かのきっかけで品質に疑問が生じ、

 

クレームになったらどうしますか?

 

お客様との関係が崩れてしまい、

 

悪い評判が立ったらどうしますか?

 

 

 

もし御社の経営者・幹部がこれらのことを把握していないのであれば、

 

品質管理に関わる業務改善が必要だと思われます。

 

 

 

また、写真整理にとても時間が掛かっている、

 

監督業務が増えるという感覚があるようなら

 

効果的なITシステムなどの活用も必要になります。

 

 

 

 

 

 

次回は、

 

③業者・職人による自主検査についてお伝えします。

 

お楽しみに!