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健康になる住宅と暮らし方実現が急務

 

「天寿を全うする直前まで健康長寿でありたい」はすべての人の念願だと思います。

そのため、住宅は今までの箱の時代から、「人間が住まう暮らしの実現の家」に変わらざるを得ません。

 

 

単に構造が良いとか、デザインが良いとか、設備・性能が良いとかの段階から、

もうワンステップ、バージョンを上げたものになる必要があります。

利便性と合理性を追及しても、人間にとってはくつろげない空間になります。

 

住む人間にとって優しい住宅でなければなりません。また環境にも対応した優しい住宅であるべきです。

それには建築だけの範疇では不可能で、医学、生物学、材料学、心理学、色彩学などの統合した総合力が必要です。

住宅業界も新しい時代への変換期に入っているといえます。

 

 

 

これから問題になるのが電磁波障害だともいわれています。

しかし電磁波が悪いのではありません。昔からある自然の電磁波は役立つものが多いのです。

可視光線も、遠赤外線も、医療に使う電磁波も必要なものです。

人間が作ったマイクロ波は電子レンジとか、携帯電話に使われています。超低周波は家電製品に使われています。

どちらも現代生活から考えて必要不可欠なものです。家の中にはあまりにも多くの電気(電線7倍、電気量4倍)が使われています。

ところが日本ではコンセントがアース対応の三ツ口ではなく、ほとんどの住宅には何も対応策がとられていません。

電磁波は必要不可欠ですので、生活の仕方や防御の方法を確立していくことが急務となっているといえます。