集客と信頼構築型の情報発信・セミナー活動

1、営業の活性化を図るイベントを積極的に

セミナー風景

今は売れなくなってきている。

しかし売れないといって消極的になると余計におかしくなる。

攻めることが必要である。

企業の知名度やイメージアップ、商品の認知、集客などの営業促進策を積極的に行わなければならない。

 

①イベントは積極・攻撃型で、接点開発で、企画型で、仕掛け・演出型で、顧客参加・体験・共感型で、しかも双方向(ツーウエイ)、連結・複合型でやるとよい。
②新商品発表会、展示会、セミナー・講演会、工場見学会、現場見学会、体験宿泊、森林ツアー、子供工作教室、住まい塾、相談会、モニター制度、モデルハウス売却キャンペーン、公募(設計・アイデア・絵画・作文など)コンテスト、友の会、パーティ(感謝祭)、セールスコンテスト、地域イベント参加などを行うこと。そのミックス型も効果的である。
③イベントを行う場合には目的、目標設定、ターゲット、テーマ、イベント・キャンペーン名、時期(タイミング)、場所(会場)、演出・構成、サービス内容、動員対策、宣伝方法、予算を明確にすることが大切である。
④タイムリーなイベントの実施、税制や金利や助成策が変わるとき、建築法規が変わるとき、新商品が開発されたとき、話題となる事件が起きたとき、記念日があるとき(会社・地域など)、季節の変わり目のとき、刺激・施策(紹介獲得など)などの必要なときに行うと効果が高い。 
⑤利益誘導型で見込み客を集める手法もある~プレミアム付・プレゼント型、値引き型、招待型・アンケート、抽選、先着、ゲーム、モニター、招待etc

2、信頼構築セミナーの実施例

セミナー風景

建築社会学者であり前橋工科大学大学院教授の樫野先生が「本物の家をつくる」をテーマに、筆者が「本当に大切なことを教えたい」として産学協同のセミナーを地場工務店・ビルダー主催で行った。

 

①HORI建築「本当のこと」セミナーでは講演・パネルディスカッションに加え、新商品の発表と、終了後個別対応の家づくり相談会を行った。昨年HORI建築で建築された4名のお客様がそれぞれHORI建築で住まいづくりをしたその決定動機、また感想や住み心地などを語ることで、参加ユーザーの反応も高かった。特に満足度の高いお客様であれば、主催側が話しをしていただきたい内容をより説得力を持って語ってもらえるので効果的である
②大野建設「幸せな家づくり」セミナーは講演とパネルディスカッションと新体験宿泊展示場「きづくり」のプレオープン内覧会も兼ねて行った。ここでもセミナーで入居され満足されているお客様に語っていただくことで盛り上がりは格別なものがあった。セミナー終了後、参加者をモデルハウスにご案内し、講演会で

のイメージの確認演出ができた。「きづくり」の評判も上々であった。

 

各社でも良いと思うものを工夫して積極的に実施していくべきである。

3、これからは広報力をつけることが重要~第三の競争力

企業の競争力には商品力と販売力に続いて広報力がある。知恵の力であるこの広報力は工務店・ビルダーでも力を入れる必要がある。

 

①広報は営業の後方支援(社外・社内広報と渉外活動)である。
②何を伝えたいのかを明確にすること。誰に訴えたいのかも明確にすること。内容(記事)に話題性や目新しさや衝撃性を組み込むこと。特にキャッチフレーズが大切。一番効果が出ると思われる媒体(新聞社・雑誌・ミニコミ紙・テレビ・ラジオなど)を選ぶこと。
③社長はどんどん表面に出ること-本の出版、マスコミ登場など。
④広報で顧客と地域に密着を、地域の企業として認知されるようにすること。  
⑤ホームページ・情報誌は重要な広報のため力を入れること。
⑥掲載記事は貴重な販促ツールであり活用すること。
⑦知恵の活用であるパブリシティは効果的であり、しかも無料である。使わない手はない。

 

 



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