経営力強化を徹底し、2015年以降の事業戦略を構築しよう

受注は取れるときに取っておかなければならない

住宅産業塾で2014年1~4月期までの集客・受注のアンケート調査をしたとこ

ろ、各社様々な結果となりました。集客については3月頃から増えてきて、4

月には前年程度にまでは戻ってきている会社が多いようです。受注についても

回復してきている会社が多いようです。


しかし来年4月以降はどうなるか見えていないのが実情です。ただ言えること

は10%に消費税が増税されれば、今より更に厳しくなるということが確実だと

言うことです。


そのため、来年3月まではとにかく受注を増やすことが大事です。なりふり構

わず仕事をとることです。"受注は取れるときに取る"、これが現在最も行わな

ければならないことです。


"らしさ"は、ずば抜けた力から生まれる

経営の基本は景気の良いときでも悪いときでも波がなく、お客様に選ばれる企

業になることです。お客様がクチコミやホームページなどで評判を聞き来店し、

受注できる企業であるなら消費税が増税になろうとも影響は少ないはずです。


そういったお客様に選ばれる企業になるためには、しっかりと経営力をつけて

いかなければなりません。


そのためにはまずは"商品力"が重要になってきます。その商品力として考えて

おかねばならないのが"らしさ"がその商品にあるかどうかです。耐震性も"そこ

そこ"ある、デザインも"そこそこ"というのではダメです。それは"らしさ"では

ありません。それ以上の魅力が必要です。


商品の特徴付けとしては、デザイン、性能、間取り、設計者の対応などが必要

です。また見てわかるセンスの良さも必要です。そして、それがお客様を惹き

つける魅力となるのです。


商品だけでなく、"魅せる現場づくり"も絶対条件です。「きれい」な現場であ

ることがその絶対条件ですが、これもただ「きれい」というのではダメです。

圧倒的に「きれい」でなかればなりません。お客様が圧倒され、びっくりする

くらいでなければ今や「現場きれい」での"らしさ"とは言えないのです。


さらに「現場きれい」というのは通行人が外から見ていてわかるようでなけれ

ばいけません。現場をオープンにして誰でもが"きれいな現場"を見ることがで

きるようにしてください。そうした"現場の見える化"をすることによって、お

客様が訪ねてくる企業になれるのです。


魅力ある企業へ、どこか一つでもいいから"ずば抜けて"いると会社の特徴付け

となりPRにもなります。


他社を圧倒し、お客様も圧倒させ感動させることがこれからは大事です。違い

を見せ付けるのです。


強い企業は"しつこく"いく

経営力を強化するということは、自分たちを変革するということでもあります。

お客様を感動させる仕事をするために、努力して一歩でも二歩でも駒を進める

のです。しかし、変革することはそう簡単ではありません。コツコツと確実に

実践し力を付けていくしかありません。


強い企業になるために"しつこく"いきましょう。"しつこい"というのは"躾が濃

い"ということです。諦めることなく変革を続け、強い企業に変身していってく

ださい。

 




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