経営は"いきもの"である 原点を守り、時流を知り変化に的確に対処しよう

常に革新し続けよう

経営は"いきもの"である――そのため、常に革新し続けなければなりません。

停滞は許されず、自社のポテンシャル(企業の活力度)を知り、常に質・量の

向上に努力することです。

 

消費増税の駆け込み需要などで、新規住宅着工も好調です。しかし、お客様の

反応が鈍くなってきました。こうした変化を素早く見ぬき、対応することが

大事なのです。

 

永遠に快調ということはありえません。世の中のちょっとした変化で企業も変

わっていきます。だから経営は"いきもの"なのです。

 

変化に何も対応せず、気がついたときには深い傷を負い、もはや手遅れの状態

になることもあります。企業の発展するスピードと低落するスピードはまった

く違い、低落はあっという間なのです。

 

そうならないためにも常に謙虚に現状を見つめ、進化させる努力をしていかな

かればなりません。

 

 

「1・3・5の法則」

変化というのは外部からやってくるだけではありません。企業の内部からもや

ってきます。たとえば"社員が増えた"とき、それは変化の表れ、何かが変わる

のです。また、そのとき変化に対処して"何か"しなければならないのです。

 

「1・3・5の法則」というのがあります。

 

1棟・3棟・5棟・10棟・30棟・50棟・100棟

1億・3億・5億・10億・30億・50億・100億

1人・3人・5人・10人・30人・50人・100人

 

この1・3・5という数字は次のステップの踊り場のことです。

 

工務店を設立し売上高3億円を達成するまでは、いろいろノウハウを学び苦労

しながら実現したという人も多いかと思います。

 

しかし、3億達成するとホッとしたり、うれしくなったり、そこで満足したり

と、停滞してしまうこともあります。そうなると次の目標の5億は遠くなって

しまいます。5億達成するためには、これまでと違う経営が問われ、人材も育

てなければなりません。そうした努力をした人が5億のステップに進めるので

す。

 

こうしたことは新築の棟数や社員数でも同じこと、1・3・5という数字がポ

イントなのです。

 

1・3・5という数字は変化を知らせるシグナルでもあります。その踊り場に

きたら、仕組みを変える、やり方を変えろと合図しているのです。そのことに

早く気づき、対処していきましょう。

 
 

工務店・ビルダー経営の課題

1・3・5の踊り場にきたら何を点検すべきなのか。いくつか工務店・ビルダ

ー経営の課題をあげてみましょう。

 

基本的には「戦略」×「商品」×「ビジネスシステム」×「実践」が正しく機

能しているかを確認することです。その他として、

 

①ミッションは明確か?

②CS(顧客満足)とES(社員の幸福)行動原則は明確か?

③顧客の満足度は向上しているか?

④「らしさ」のある商品の提供を実現しているか?

⑤成功分析と逃客分析をしているか?そして営業の確立を上げているか?

⑥現場はきれいか?お客様の評判は良いか?

⑦感動を与える対応をしているか?そして顧客の紹介は増えているか?

⑧人・組織は活性化しているか?

 

いくつかポイントをあげましたが、時流を知る、変化があったら的確に対処す

ることが大事なのです。

 

 



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