島根県松江市にある円建創(株)と宮城県仙台市にある(株)カネソ曽根建業が満を持して、本社屋と宿泊型モデルハウスと多目的ホールを併設した情報発信・コミュニケーション装置を開設している。
両社とも各装置を1箇所にまとめて、効果的運用を図るところに意義がある。
多目的ホールは自社の会議室もかねているが、各種イベントを行うなど多目的な活用も行う。地域に開放することで徐々に評判を呼び、将来の有望顧客に成長するような演出も試みる。
モデルハウスは商品特長を納得確認してもらうために体験宿泊型にしている。
この装置に来場していただく住まい手にはここで完結するというもてなし接客を行うことになっている。
円建創の念願の新社屋併設総合施設『住まいりんぐプラザ』は2008年7月に開設記念オープンイベントを開催した。
円建創の家づくりは、安達社長の設計士としての豊富な経験とこだわりにあふれており、真壁づくりの伝統工法を貫き、また県産材を有効に採用し、自然素材をふんだんに使用した本格的な木造住宅を得意としている。
このプラザは今までの家づくりの集大成として、また新生円建創としての新たな出発として建設されている。
490坪もの空間を有する木造社屋・多目的ホール・展示場としての大きな建物は、安達社長の「広く皆様に親しんでいただく空間として」という思想が活きたものとなっている。
多目的ホールとギャラリー・ウッドデッキは社内行事だけでなく、多くの方々に開放することが予定されている。
展示場「いやしろの住まい縁」は体験宿泊型モデルとなっていて、当面はPRのため、契約間近のお客様というよりも、広く多くの方々に宿泊していただくことを想定している。さらにデザインの魅せ場も多く設定し、人工建材と自然素材の違いを見て触れて体感するスペースや、キッズスペースなど、多くの方に来場し、楽しんでいただけるような設備を整えている。
この装置の完成に伴い、多角的イベントによる来店型営業への移行も急ピッチに進んでいる。
宮城県仙台市のビルダーである㈱カネソ曽根建業が八乙女に新社屋と体験宿泊モデルハウスとギャラリーを建設。11月よりプレオープンした。
曽根社長はじめ幹部の店づくりの思いは「40~50代の大人の和風」のお客様をターゲットとしており、その戦略に基づいたデザインとなっている。
全棟通じて配色が穏やかでやさしい風合いであるのが特長で、非常に落ち着いた雰囲気の装置となっている。
これらの装置は独自の特許工法と「いやしろの住まい」の工法を採用している。独自工法の利点と、マイナスイオン・遠赤外線の効果で相当な省エネ効果が発揮されそうである。
また日光杉建具類を標準のものやオーダーのものを含めて全面に採用している。
新社屋は本社と会議室と商品デモ室になっている。会議室のひとつは多目的ルームになりイベントにも使われる。
新モデルハウスはコミュニケーションとプライベートを配慮した新しい暮らしの提案プランになっている。杉・ヒノキを多用している。
また体験宿泊住宅としても活用される。
ギャラリーは栗材の床と漆喰が非常におしゃれにまとまっている。
まずここで来店客をもてなし、モデルハウス・本社屋にご案内する。
そして再度このギャラリーに戻ってもらうストーリーになっている。
子供の遊び場もある。
このギャラリーも色々なイベントに使える。
これらの来店型装置を活用し成果が出るようにするためには、イベントによる集客と、効果的商談によるクロージングと、落ち着いた納得の打ち合わせができるようにソフトと対応の充実が必要である。
そのソフトと対応の開発努力と充実により成果が出る。両社の挑戦が成功することを期待したい。
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