アンシン建設工業㈱（愛知県豊田市）は木造軸組工法で無垢材や自然素材にこだわり、人間と環境に優しい健康増進住宅づくりを行っている。
原田社長の人柄が実に良く、社員や職人・協力業者を大切にし、会社のムードが明るく楽しい。
お客様も原田社長の人柄と誠実な社風にほれて集まってきている。
地域密着で、顧客満足実現をミッション（理念・使命）として、お客様の「家族の幸福の城－しあわせになる家」づくりに真剣に取り組んでいる。
設計・施工などのつくる過程にも細心の注意を払い、引渡し後もアフタサービスを徹底している。
また地域行事の協力やこども工作教室、潮干狩り、感謝祭などで顧客と地域に還元している。
宮大工出身の原田社長は建てて７・８年は手直しなしでビクともしない家づくりを目指し技術にこだわっている。
そのため構造材は120㎜角柱など骨太の木材を使用し、大工の入魂による最高の技術・技能での施工を行う。
特に作り付けの造作は社員の家具大工が1棟ずつ丁寧に作り上げている。
塗装も木工家具メーカーのカリモクの塗装業者が仕上げている。
そのため見栄えも品質も極めて良い。
現場きれいも徹底して実行している。
さらに苦情やクレームに対しては迅速に誠実対応している。
また感動の演出にも力を入れている。
着工前にお客様の人生最大の事業を祝う着工式を行い、入魂の施工後、引渡し時には感動の引渡し式を行っている。
このとき、お客様が感極まって涙を流されれば大成功である。
感動の涙のお客様からは必ずご紹介がいただける。
商圏は半径９㎞、車で２０分くらい、３万軒が対象であるが、半径３㎞以内には700軒のホームオーナー（HO）様－入居者の家がある。
町内1,800軒中 HO様が250軒（シェアー25％）の驚異的実績である。
全受注の51％が紹介による。
展示場来場（21％）や見学会来場（26％）も口コミや後で説明する女性によるＮＡ（ネットワークアドバイザー）の働きなどによるものが多い。
地域密着と顧客密着そのものである。
独立時から地域の接点作りに努力し、特に地域の行事－お祭り・地域の運動会・盆踊りの協力、地域の役員－への協力を惜しみなく実践し、地域に溶け込む努力をしている。
またお客様に対して感謝の意味からいろいろなサービスも実施している。
夏休みこども工作教室は8月第１土曜日に地域の４小学校の協力を得て、１００人強のこどもが参加する。
最近は親の参加も増え半数近くを占めるようになってきている。
毎年5月に行う潮干狩りは今年で16回目だが、会費1人・1,000円の有料でも大型バス８台で365名の参加があったとのこと。
隔週金曜日の近隣地域（会社・現場）清掃で、「ここまでする会社なら」と評判を呼び受注につながることもある。
また好印象マナーの向上に努め、挨拶は職人にも徹底させている。
マナーが良いことでお客様は安心されている。
その他イベントとして構造・新築完成見学会を年10回実施、月1回モデルハウスで押し花教室・ガーデニング教室・料理教室・コンサート・アロマ＆ハーブ教室、住まいる講座の教室を開催している。
NAが、1日3時間、営業活動の種まきを行っている。
NAの仕事は見学会やイベントごとに、お知らせと案内のために1,000枚のチラシを、同一地域で同一家庭に３回ほど手渡すもので、決してセールスはしない。顔なじみとなり、安心してチラシを受け取ってくれる。
その結果見学会に1回・1日100組以上の来場がある。
これを何年も地道に実行している。
地域と顧客への貢献がブーメランのごとく自社のところへ戻ってくる好事例である。まさに掛け値なしの地場工務店の鑑である。こんな会社に伸びてほしい。
