困難を可能にした未来住建 ~健増住宅+定借⇒良環境ブランド

1、新しい船出

 今から6年前に新会社「未来住建」(愛知県安城市、沓名照行社長)が誕生した。

そのときに創業メンバーが集まり、どんな事業を行うかケンケンガクガク討議したものである。
 

 過去やっていたローコスト系の2×4住宅でやろうというのが大勢であったが、よく考えた結果、未来住建の未来を決める現在の住宅に決定した。

その決定ポイントは、

 ①従来の住宅ではお客様満足(CS)が得られず、お客様の家の近くを通っても

  避けて通らなければならず、辛い思いをしたことと、

 ②何年やっても実績が財産にならないこと、

 ③未来像が描けないことであった。

 それではどうするかというのが問題になり、これを解決できる住宅があるかということになった。

丁度その時に、今の「いやしろの住まい」がスタートする時であったことから、この技術を取り組むことになった。

ただ、その時は、スタート時で、技術体系も何もない段階で、相当不安と勇気の決断があったことは疑いがない。

2、導入立ち上げと本物の住宅

 しかし中高級で自然素材を使う住宅の経験もなく、会社の知名度もないのに、どう売るかいう問題もあり、立ち上げから商品の確立を含めて二重の苦労があった。

でもこの難題を見事に解決し、現状に至っている。


 商品は「いやし健康増進住宅研究会」ができ、仲間との工夫で、それまでの日本住宅にない本物住宅であるという確立ができていった。

その中でも未来住建は地産地消にこだわり、人間にとって良い住宅づくりに邁進したものである。

3、定借付住宅の取り組み

 立ち上げてすぐの会社には容易ではないことはわかっていた。それと人数がいるわけではないので、いかに地域密着で、効率的にやるかを考えると定期借地権しかなかった。

平成4年のこの制度は分譲住宅の価格を下げる手法としか理解されていず、もう一つ話題になりにくいものであった。
 

 

 しかし沓名社長は、この本質を把握し、これしかないと確信し、その後いろいろな工夫を重ねながら理解と取り組みを進めていった。

今では定期借地権付住宅のシステムでは日本でも最右翼であるといえる。

4、 本物住宅と定借で良い住宅環境づくり

 憧れの土地で憧れの住宅の良環境に住むことができれば最高である。

それも30才台の若い人々が実現できればいうことはない。

それを実現させるのが定借付住宅システムである。(ただし、この制度を理解できる人はまだほんの一部の工務店とユーザーだけである)

 

 今では未来住建は物件さえあればすぐ販売できるほど活況を呈している。

「Japanese Heartful Town」~優しさあふれる街~のコンセプトで街づくりを展開している。「地球環境を考えたエコロジー住宅の街並みをつくり、そこに住む方々の健康が増進し、みんなが安心して暮らすことができる」ことにおいている。
 

 

 土地では

 ①家庭菜園もしくは果樹園を設け、

 ②隣地境界線上に仕切りを設けず、

 ③桜の街並みをつくり、

 ④緑のスペースを確保し、

 ⑤統一感を出して豪華さの演出をする。

 
 建物では

 ①エコロジー住宅と、

 ②健康住宅の提案と、

 ③美観に配慮した設計を行うものである。

 

 だから売れるわけである。

5、地域貢献企業をめざす

 地域密着で、賃貸住宅からスターターハウス、本格定借住宅、リフォ-ムのトータルシステムで地域貢献№1企業を目指している。

「健増住宅・いやしろの住まい」+「定期借地権」がこのことを可能にしてくれそうで、これからが楽しみである。
 

 

 未来住建は住宅も新しく、売り方も新しく、新ビジネスシステムを構築し実践している。

さらに緑化を手がけて内容充実を図っている。

楽しみである。
 

 

 勇気を持ち本気で取り組めば道が開けることを証明している。

各社も頑張ってほしい。

 

 



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