「イノベーション」と「マーケティング」で勝ち残れる企業に

優れた価値を提供し、顧客を満足させる

世の中は激変しており、住宅業界もまた大きく変化しています。そのような時

代に企業が行わなければならないこと、それはビジネスシステムの全てを見直

し競争力を強化していくことです。

 

そのためのキーワードは「イノベーション」と「マーケティング」です。

 

今後、住宅のストック増と少子高齢化が進むにつれ、お客様が減り新築マーケ

ットが厳しくなっていきます。すると、競争はどんどん厳しくなっていくので

す。その時に勝てる企業とはドラッガーが”利益の源泉は顧客の創造にしかな

い”と言ったように、まさに”顧客の創造”ができる企業です。他社より優れ

た価値を継続して提供し、顧客を満足させ続けられる企業にならなければなり

ません。

 

顧客を創造し続ける企業になるための基本は「イノベーション」と「マーケテ

ィング」です。そしてそれ以外は「コスト」になります。「イノベーション」

とは、消費者の嗜好や技術の変化が激しい時代への「対応力」であり、商品や

サービスの進化・向上です。そして、「マーケティング」は新たな価値を生み

出した製品を顧客に伝える手法と言うことができます。

 

イノベーションで「らしさ」の強化を

家づくりにおける商品・サービスの進化・向上には、商品力の強化、設計力の

強化が重要となります。何をつくりたいのか、どのような家をつくりたいのか、

つくりたい家を鮮明化し、進化・向上をしていかなければなりません。お客様

の言うとおりの家をつくっていたのでは、ブランドなど構築出来るわけがあり

ません。「らしさ」を構築し他社とは違う、自社だけの商品・信頼づくりのサ

ービスを構築していかなければならないのです。

 

そして設計力の強化も必要です。お施主様家族が健康快適に暮らせるプランと

はどのようなものか、住宅会社として考え尽くしているのでしょうか。設計力

を見直し、プロの提案ができるようにする必要があります。

 

マーケティング力を高め、商品・サービスの見える化・わかる化を

現代は”良い商品”が売れるわけではありません。”良い商品”であることを

いかに伝えるか、その伝え方次第で明暗が別れることになります。そのために

は広報に力を入れていかなければなりません。

 

商品・サービスが良いものであることを知ってもらう力、それが広報力ですが、

そこには商品・サービスの見える化、わかる化が必要です。何を伝えたいのか、

誰に伝えたいのかを明確にし、話題性や目新しさを加味した上でお客様やマス

コミなどに伝えていく技術を育てていかなければなりません。

 

マーケティング力の中には広報力も含まれます。広報力は商品力、販売力と同

等の力を持つ、第三の競争力です。広報が好きでお客様とのコミュニケーショ

ンも上手な社員を一人育てることができれば、何人力にもなるはずです。

 

広報力を育てるということは、お客様に対しては見える化・わかる化ができ、

社内に対してはわかる化・実行できる化ができるということです。広報力を持

つことで顧客と地域に認知され、歓迎される強い企業になることができるはず

です。そしてそこにはブランドという大きな力もついてきているはずです。

 

「変革」を起こし住宅業界の常識を破ろう

住宅業界は旧態依然とした業界です。他の業界が様々なイノベーションを行っ

てきた中、古い慣習に縛られている業界です。それにどっぷりとつかっていて

は、これからの時代は生き残ることはできません。変革しなければならないの

です。とは言え、すぐに変わることの出来る企業は100社あれば4社程度です。

だからこそ、皆さんはこの4社の中に入ってほしいのです。多くの企業がわかっ

ていても変わりません。できないと思わず、できるまでやり切るのです。やり

切ることで必ず成果は出ます。今の状態に安住せず、変わることを恐れず、未

来に向かうために、住宅業界の常識を破り、生き残れる企業になっていきまし

ょう。

 
 


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