2016年は、

「顧客創造への挑戦 受注、受注、受注、そして受注残確保!」

本物しか通じない時代の到来

最近、大手の住宅メーカーも「きれいな現場」と言い出しています。しかし、

本当にきれいな現場になっている事は少ないようです。また、「きれいな空気

」ということも言い始めています。しかし、どこも中途半端です。これからは、

本物が求められている時代です。声だけ大きく、実態が伴っていないような現

場、商品では、お客様は納得されません。これは工夫し努力する企業にとって

は、望ましい時代の到来なのです。これからは本物の企業、本物の住宅が求め

られてくる時代となるのです。

 

 

現場を展示場・ショールームに

現場を展示場・ショールームにしていくには、自社の現場の正しい形を明確に

し、

①現場きれい・汚さない

②安全であること

③魅せる演出

④もてなし~心ある対応(マナー)

などについて、ルール化し、標準化(スタンダード化)しておくことが重要で

す。そして、これらを社内で共有し、更に業者・職人にも同じ方向を向いて実

行してもらうことで、初めて継続できるようになります。

 

また、きれいで魅力的な現場ができたのであれば、それを展示場として利用す

るのは営業です。そのため営業は「魅せる現場」をつくる工事部門に対して感

謝をし、より現場のクオリティを上げ、積極的に活用していくための意見も出

していかなければなりません。工事、営業がチームとなって、現場を活用して

 

いくという意識で、よりレベルの高い「魅せる現場」をつくってください。

 

 

2016年は、総合営業力の時代

2016年10月からは、受注に苦戦することが予想されます。そして、2017年以降

も苦戦が続くことが予想されます。今よりも20%から30%は受注が減るこ

とを覚悟して経営をしていくことが必要でしょう。

 

このような時代に求められるのが、「総合営業力」です。現場を使う営業と現

場をつくる設計・施工が、意識を共有し、燃える集団となり、お客様を感動さ

せることが求められています。

 

この「総合営業力」のためには、

・ターゲットを明確にすることによる「商品力の強化」

・見込み客開発にあたり、「多くの接点を用意」

・お客様に信頼していただくための、「安心納得システムによる安心営業展開」

・設計提案力強化による「魅せる提案・魅せる家」

・工事力強化による「魅せる現場」

・コミニュケーション力強化による「シンパ化・紹介の確保」

などが必要です。

 

今は、一つのことをやり続けることで、お客様が常に来場していただける、満

足していただけるという時代ではありません。総合力を高めることが必要なの

です。多くのことに取り組まなければなりませんが、とても大切なことなので、

積極的に取り組んでください。

 

経営に強い企業が生き残る ~ 今までの常識を打破せよ

これからの時代は、良い企業が生き残るのではありません。経営に強い企業が

生き残るのです。では、どのようにすれば、経営に強い企業となることができ

るのでしょうか。それには常に自問自答してみることです。

・今の戦略・戦術のままで良いのか?

・今の商品のままで良いのか?

・今のビジネスシステムのままで良いのか?

・今の「らしさ」のままで良いのか?

・今の強さはいつまで続けられるのか?

これらのことをいつも謙虚に自問自答し、そして改善し、強化し、前進して下

さい。

 

住宅業界は今でもバブル時代の常識や価値観、商品や販売手法が通じている業

界です。それが通じなくなるのですから、これまでの常識は打破していかなけ

ればならないのです。

 

現在の住宅業界には業種間の垣根がなくなってきました。大手家電量販店やネ

ット企業が参入し、多くのお客様を集めているなど、これまでの住宅ビジネス

の常識にとらわれない動きが既に市民権を得ています。工務店も異業種とのコ

ラボでの新ビジネスを構築するなど、新しい試みをしていくことも必要でしょ

う。単なるハコ屋の時代はもう終わりになります。暮らしに目を向けた新たな

動きをしていくことが必要です。

 

 

2016年9月までは受注、受注、受注!迅速に契約を

消費増税前の緊急対策としては、2016年9月までに、受注できるものは、なる

べく早く契約してください。参考プラン、標準仕様書、坪単価見積りなどを使

うことで、契約までのスピードが上がります。これらを持っていない会社はす

ぐにでも作成し、活用することを考えて下さい。

 

2016年は既に始まっています。なるべく多くの受注を今から確保しなければな

りません。そのためにはすぐに動くことです。残された時間は多くはありませ

ん。「魅せる現場」のレベルを高める、紹介を受けるためにOB様とコミュニ

ケーションを深める。やるべきことは沢山あります。今取り組むことは、

消費増税後も生きるはずです。将来のためにも取り組みを積極的に進めてくだ

さい。

 

 



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