実践事例

住宅産業塾では、地域に必要とされる安定成長工務店となるための支援パートナーとして、
今まで述べ300社以上のハウスメーカーや工務店・ビルダーの成長支援をさせていただきました。

 

ほかにない「らしさの構築、現場を展示場に変える魅せる現場への取り組み紹介率80を実現するほどにお客様の信頼を獲得する取り組み等、域(CS)ナンバーワン企業になる地域密着型で成功をするためのノウハウと多くの優秀な仲間が在籍しています。

株式会社HORI建築

三位一体の経営でCS活動を進化させ、地域工務店の手本となるHORI建築(京都府)

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主な実績:

魅せる現場コンテスト殿堂企業

経営・業務改善・魅せる現場、品質管理、IT化支援

等各コンサルティング

魅せる現場コンテスト3年連続最優秀賞受賞により殿堂入り

長井塾長の寺子屋

新人研修その他多数 魅せる現場BM視察会、企業視察会 多数開催

株式会社HORI建築様の取り組み

 

創業者である堀昌彦様の強いリーダーシップで、今まで「生かされる家(すまい)」への熱い想いを真摯に実現しておられる企業です。積極的な他会員とのBM(ベンチマーキング)により、学びを積極的に実践に移し改善を進めてこられました。

 

特に、会社と協力企業・職人の方々との信頼関係に基づく強固なパートナーシップは全国的にも他にない取組であり、月一回開催される「未来塾」には全国から現場改革を進めていきたい多くの会員様が学びに参加されています。

 

「魅せる現場」はそのパートナーシップを強みにコンテスト日本一(総合最優秀賞)を3年継続され、晴れて殿堂入り企業として顕彰させていただきました。

 

今では、事業承継を控え業務改革にも積極的に取り組み、住宅産業塾でも中小工務店の手本として活躍されています。 


HORI建築様が先導してきた現場改革

 

HORI建築様では、「魅せる現場」を実現するための取り組みとして、全国に先駆けて独自の「現場スタンダード」を開発されました。この現場スタンダードは、現場作業におけるルールや手順を体系化し、誰もが同じ品質で仕事を進められるように標準化を図ったもので、現場レベルのシステム化をいち早く実践された点が大きな特長です。この仕組みによって、属人的になりがちな現場管理が、再現性のある組織的な運営へと大きく進化しました。

 

さらにHORI建築様は、これまでの常識にとらわれない新しい視点で工事業務の改革にも取り組んでこられました。その一つが、未経験者を含む女性の積極的な登用です。現場は男性が担うもの、という固定観念を見直し、「現場はこう進めるべきだ」という思い込みを一度リセットすることで、新たな可能性を模索されました。堀社長は、「仕事を細分化し、それぞれの適性に応じた役割分担をすることで、未経験の方でも即戦力として育成できる」とお考えになりました。

 

具体的には、現場監督の仕事を①工期、②品質、③安全、④原価、⑤労務環境と5つの要素に分け、その中でも「品質」と「安全」を抜き出して、単一の職種として整理することで、教育のハードルを下げ、よりスムーズな戦力化が実現可能だと判断されたのです。

 

このような考えのもとでHORI建築様は、改革の中核を担う「4本柱」を築かれました。それが、①業者との信頼関係の構築、②現場スタンダードの整備、③業務フローの可視化、④品質管理システムの導入です。この4本柱がしっかりと根付いたことで、未経験の女性でも安心して品質管理業務に携わることができ、組織全体の働き方にも良い影響を与えています。

 

こうした一連の取り組みは、決して平坦な道のりではありませんでした。試行錯誤を繰り返しながらも、常に現場の声に耳を傾け、時代に合わせた柔軟な発想でチャレンジを続けてこられました。HORI建築様は、成功と失敗の両方を糧にしながら、誰もが成長できる会社、そして挑戦を通じてチーム全体が進化していく企業であり続けることを目指しておられます。

 

株式会社新和建設

業務の標準化・システム化推進では日本のトップビルダーとなった新和建設(愛知県)

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主な実績:

住宅産業塾殿堂会員

経営,業務改善,魅せる現場, 等各コンサルティング
ISO取得、新人研修その他多数講座受講
BM視察会多数開催
ICT化推進分科会メイン講師(常務取締役 藤井 徹様)
住宅産業塾月例研究会、分科会担当講師など歴任

 

株式会社新和建設様の取り組み

東海地方で「木と技と心」をかたくなに守り続け良い家づくりに邁進し続けている全国でも有数の地域トップビルダーとして活躍中。

住宅産業塾とは、30年以上もの長きにわたり会員として所属していただき、様々な改善提案を実行に移してこられました。

決められたことを愚直に実践する、その実行力を成長の糧として、持続的に発展を続けておられます。

大工育成システム、ICT化の推進、マーケティング戦略、その他さまざまな研修会・視察会を企画させていただきました。

今でも、時代の流れを読み積極的な変化を恐れず様々な改革を断行しておられ、住宅産業塾殿堂会員として、今でも優良地域工務店のBM企業として活躍中です。

40年近いお付き合いの中で、住宅道をかたくなに実践

新和建設様は、住宅産業塾と40年近くにわたる深い信頼関係の中で、愚直なまでに“住宅道”を貫き、常に顧客の期待を超える家づくりを目指して歩んでこられました。その姿勢と実践力により、顧客満足(CS)と業務システムにおいて他の追随を許さないトップビルダーとしての地位を確立されています。

また、全国的にも注目される大工育成システムを構築し、次世代の職人育成にも積極的に取り組んでこられた点は、業界内でも高く評価されています。

 

現代に生きる「住宅道」

新和建設様の家づくりの根底にあるのは、「生命(いのち)を担保にして借金をし、家族の幸福の城をつくる」という考え方。これは長年、住宅産業塾が提唱してきた「住宅道」の基本理念であり、そのまま新和建設様の企業スローガンにもなっています。

家は人生で最も高価な買い物のひとつであり、それだけにお客様の期待も大きく、責任も重大です。新和建設様では、家づくりを通じてお客様の「幸福の城」を実現することこそが、自社の使命であると考えています。そして、「木と技と心」でその使命に応えるとともに、社員一人ひとりの成長と会社の発展を両立させてこられました。同社が定義する「幸福」とは、お客様から「ありがとう」と感謝の言葉をいただくこと。それが社員にとってのやりがいとなり、企業の力の源となっているのです。

 

 

ITと標準化による業務革新

新和建設様は、業務の標準化とITの活用にもいち早く取り組み、全社的な業務革新を推進してこられました。その結果、他社が容易に追随できない高度なビジネスシステムを構築され、日々の業務の質と効率を高めています。この徹底した仕組みの中で、CSも単なる精神論ではなく「システム」として設計され、全社員が同じ行動基準のもとでお客様に接することができる体制が整えられています。その結果として、非常に高い顧客満足度を長年にわたり維持し続けているのです。

 

新和建設が考える「CS」とは

新和建設様におけるCSとは、単に「お客様に尽くすこと」ではありません。特に、多人数で構成される組織においては、属人的な「頑張り」に依存するのではなく、「不」の解消——すなわち「不安」「不案内」「不信」「不満」を徹底的に取り除くことがCSの本質であると捉えています。

そして、それを実現するためには、「会社全体でルールを明確にし、誰もが同じ対応をとれる状態にしておく」ことが不可欠です。このようにして初めて、安定的で高品質なカスタマーサービス(CS: Customer Service)が提供され、その結果としてカスタマーサティスファクション(CS: Customer Satisfaction)――真の顧客満足が実現するのです。

さらに、その満足が紹介につながり、次の顧客を生み、最終的には会社の利益向上に直結します。新和建設様では、この一連の流れを「CSの連鎖」として明確に捉え、組織全体で取り組まれてきました。そして、満足したお客様が会社の“応援団”となり、さらなる紹介や営業支援につながることで、企業としての成長と発展を実現してこられたのです。

 

このように新和建設様は、「理念の実践」と「行動のシステム化」という二つの柱を中心に据え、時代に左右されることなく、住宅業界のあるべき姿を追求されています。その姿勢は、今もなお住宅産業塾の模範として、多くの工務店の目標となっています。

 

 

株式会社丸尾建築

おもてなし戦略で極めて高い顧客満足度を実現している丸尾建築(兵庫県)

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主な実績:

経営・業務改善、事業戦略構築、モデルハウス設計指導を含む各コンサルティング、長井塾長の寺子屋、SDGsで未来戦略をつくる、

等その他多数の講座受講 魅せる現場コンテスト毎年参加(優秀賞受賞) BM視察会開催企業

株式会社丸尾建築様の取り組み

先代社長の時に住宅産業塾にご加入いただきました。

その後事業承継をスムーズに進められ、現社長・丸尾幸司様は、中期事業計画で戦略を明確にし、自社の「らしさ」を徹底的に再構築されました。

それに合わせ、業務の仕組みやマーケティング戦略の見直し、魅せる現場、新商品戦略など様々な改革を断行され、攻めの経営で素晴らしい成果を上げられました。

「地域に必要とされる工務店になる」という想いの実現のために、変化を恐れず実践し続けることで、お客様からも高い信頼を得ておられます。

最近は、満を持して姫路市に新拠点を構え、地域No.1を目指しさらに大きく羽ばたくことが期待されています。 

コツコツとやるべきことを実践し続け飛躍

㈱丸尾建築の丸尾社長は、11年前に社長に就任された当初から明確なビジョンをもって経営の舵を大きく切られました。それは、単に棟数を追うのではなく、1棟1棟の価値を高める「棟単価の向上」に注力するという方向性でした。単なる売上拡大を目指すのではなく、住まい手にとって本当に価値のある住まいを提供し、企業としてのブランド価値を高めていくという本質的な経営戦略でもあります。社長自らが理想とする家づくりの在り方を一貫して追求し、その考え方を全社的に浸透させることで、企業としての独自性を育ててこられました。

 

営業戦略の基本的な考え方も、非常に特徴的です。丸尾建築では、突出した一つの強みを武器にするのではなく、複数の「戦える武器」を持ち、その一つひとつを着実に磨き上げていくという「総合力重視」のスタイルを取られています。商品に関しても、何か一つの特徴を前面に押し出すのではなく、構造・素材・工法・設計・品質といったすべての面で「社長自身が良いと思うもの」を標準仕様とする方針を貫いてこられました。

 

また、建築そのものだけではなく、「魅せる現場」づくりや、お客様への「おもてなし」、さらには地域貢献活動といった、住まいづくりの周辺にある価値にも徹底的に取り組んでこられました。これらも必要と感じたことを地道に、継続的に積み上げていくという姿勢が一貫しています。それらの努力や実績を一つひとつ丁寧に積み重ね、全体として圧倒的な「総合力」を築き上げ、結果的に他社が簡単には真似できない独自の強みを確立されました。その差別化が、顧客からの厚い信頼につながり、結果として棟単価の向上と売上増加という具体的な成果を生み出しています。

 

今年に入って、その成果が特に花開いてきたと感じることについて尋ねられた際、丸尾社長は「本当に、ただコツコツとやってきただけ。奇をてらうようなことは一切していない」と静かに語られました。実際にやってきたことは、社員一人ひとりに対して繰り返し呼びかけ、実践を促してきたことの積み重ねです。口で言うのは簡単ですが、それを根気強く言い続け、やり続けることで社内に着実に文化として根付かせてこられたのです。当初、社員の皆様にとっては新しい取り組みに戸惑いや手間があったかもしれません。しかし、それを実行に移した結果、お客様の喜びという形でフィードバックが返ってくるようになり、それがやがて自分たちの仕事の誇りと喜びにつながっていきました。その好循環が社員一人ひとりの中に育まれ、組織全体の成長エネルギーとなっています。

 

このように丸尾建築様では、「やるべきことを、当たり前に、誠実に積み重ねる」という姿勢を大切にしながら、持続可能なブランドと組織づくりを実現されています。そして、その歩みこそが、地域の中で信頼され、選ばれ続ける工務店としての確かな土台となっています。

 

株式会社 ビーバーハウス

地域の方々の暮らしに貢献するビーバーハウス(大阪府)

🔵「経営で大事にしていることとは?」
震災の経験を経て、人と人とが支え合うことを大事なテーマとして考えています。事業として、①住まい・暮らし ②介護・福祉 ③農業 ④健康 ⑤管理に取り組んでいます。

🔵「会社の強みは何ですが?」

“お客様の要望をできる限り聞く”ということに自信があります。

仕事の標準化をするということでは難しいですが、お客様の要望を叶えてあげたい”という姿勢が大事だと思っています。


🔵「魅せる現場の取り組みについて」

ただ家を建てるのではなく、責任感・使命感を持って、魂を込めて工事する!ということが、お客様にとっての「幸福の城」を作ることにつながっています。『魅せる現場』に取り組むことで、職人さんの意識が丁寧になり、工事に入る前からの心構えまでもが変わったと実感しています。

インタビュー動画

富田製材株式会社

小規模工務店のリーダーとして活躍中(岐阜県)

富田製材株式会社様 ホームページはこちら

 

主な実績:

住宅産業塾サテライト会員

 

寺子屋第一期生
BM視察会等多数開催

魅せる現場BM視察会を複数回開催

その他、実践発表等多数

 

富田製材株式会社様の取り組み

 

岐阜県で、逆境からのスタートから着実な成長を遂げておられる富田製材㈱様。

 

入会以降、積極的に住宅産業塾そして会員企業様からの学びを本気で実践し、その中でも魅せる現場は住宅産業塾でもトップクラスです。今では、全国から多くの企業が学びに来られるほど注目され、その高い顧客満足で紹介受注も増えている成長企業です。

 

酒向社長は、入会当初から社長が先頭を切ってぶれることなく「住宅道」実践してこられました。

 

 

今では少しずつ社長の想いを共有する社員が増え、さらなる飛躍が期待される、住宅産業塾の小規模工務店のリーダーです。

 


富田製材㈱酒向社長様インタビュー動画

CS実践事例紹介

事例①

株式会社新和建設様 
“住宅道”をひたすら愚直に実践

事例②

先行企業3社の対談
(7月月例研究会より)

 事例③