売るべき商品がなければ戦えません。
住宅は請負であり商品ではないという間違った表現もありましたが、
これは正しくありません。
お客様がお金を出して購入されるものはすべて商品です。
住宅が商品である以上「らしさ」を持ちたいものです。
自然派住宅でも高断熱高気密住宅でも低価格住宅(ローコスト住宅)でもです。
誇りを持って提供できる商品なら最高です。
自信がなく心の中に偽りがあれば、お客様にもわかってしまいます。
生きる術だけの商品ではいずれ破綻をきたすので、しっかり決め込む必要があります。
品質・性能・保証・CSの時代に入った現在、
性能の実現は当然のこととしても、これだけでは競争に勝てません。
デザインを魅せるレベルに磨く必要があります。
美しいデザインは人をひきつけます。
勝ち残るには知恵と技術力を使った商品が必要です。
このときに重要なのは工務店・ビルダーが
大手住宅会社や量販住宅会社と同じ商品をつくっていたのではダメだということです。
その地域で気候風土も文化も住まいの考え方も異なっています。
工務店・ビルダーは地場企業としてもっと地場のことを知らねばならないし、
それを活かした住宅をつくるべきであるといえます。