魅せる現場モデルの万代ホーム 徹底した商品とCSビジネス システムで躍進

1、 感謝を実践している企業

宮崎県都城市にある万代ホームは、前田隆治社長が昭和58年に万代不動産として設立し、後に万代ホーム㈱に組織変更した地域を代表するビルダーである。

万代ホームの経営理念は"感謝 繁栄"で、「感謝」がすべて。同社は「ビジネスを通じて人生を学び、こころを学び、建設と不動産の仕事を通じ社会へ貢献し躍進続ける企業」を目指している。


万代ホームは、「1日5回清掃(現場および現場周辺)」+「現場きれい」の先駆け企業として知名度が高い。また同社独自の検査システム、なかでも自主検査と社長自ら確認する社内検査が徹底されていることから、品質確保に効果を発揮し高いCD(顧客感動)実現に結びつけ、顧客の信頼を獲得している。

2、現場清掃は1日5回以上

万代ホームは住宅産業塾に加盟してCS実現路線に変更した。その路線変更の最たるものが導入編で始まった1日5回清掃の運動である。

決してきれいでなかった現場が全国の「魅せる現場」のモデルになるには相当の決意と必死の努力があったのはいうまでもない。


今では掃除の間に仕事をしていると冗談を言うくらいに掃除を徹底している。内部は素足で歩けるくらいにきれいである。

ほうきでは空気が舞って汚れるので、掃除機でやるが、さらにモップでふき取っている。

外部は木屑も資材の残骸も何もない。

ほうきのめが通っているくらいである。


現場きれいの企業もたくさんあるが、万代ホームの現場を見て、そのきれいさに驚嘆するものである。

3、徹底したCS活動

引き渡したお客様の満足度調査(CSアンケート調査)を行っているが、ほとんどが大満足レベルの5である。

このお客様のアンケートをショールームにて公開している。

勇気がいることだが、実際に満足度が高いので公開している意味もわかる。

満足度が高い理由として現場きれいと工事中の対応の良さと、現場監督のお客様への毎日の報告がる。

毎日だからすごい。


また感謝の気持ちを実践するためにいつまでも忘れないお客様対応がある。

全社員が今までのお客様に月1回訪問しコミュニケーションを図っている。

情報誌を持参し各自で工夫した小物を持って行ったりしてふれあいを続けている。

全社員が月1回同じお客様を訪問することは並大抵のことではない。


無償定期点検での内容もすごい。

必ず天井裏や床下にもぐって不具合を検査するのだから素晴しい。天井裏や床下の写真を撮りお客様に見せて状況の説明をしている。

今ではロボットによる床下点検を実施している。

4、ビジネスの仕組みづくりを 徹底している。

若い社員が多いが、その若い社員が6ヶ月で戦力化できるように仕事の標準化・仕組み化を徹底している。

商品も明確に企画化・規格化し、売り方も来店型で徹底している。

見学者が驚くことは机の上に何もないことである。

すべてファイル化し、個人で仕事をさせないように配慮されている。


さらに決めたことが徹底されるように、日々の仕事の実行状況の確認と成果の確認を徹底している。

現場きれいの実現など決めたことが実行されているのはこの確認・確認が決め手になっている。

5、マナー教育の徹底

冬でも全員が毎日水で車の清掃をしている。

車の内部・外部ともきれいである。

事務所もトイレの掃除まで自分たちでし、いつもきれいに保たれている。

マナーも良い。社員の挨拶も気持ちがよいものである。

6、ベンチマーキングに熱心

住宅業界以外の他の業界からも多くを学んである。

流通や店舗の仕組みから、新しい住宅ビジネスのあり方を模索している。

常に向上すべく研鑽に励んでいる。
伸びる企業になるためには理念明確、商品明確、システム明確とその実践徹底である。

万代ホームはその見本である。

やればできる。

 

 



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