研修の受け方

人材育成についてアンケートを取ったところ、外部の研修では成果があったと

いう研修が少ないとか、モチベーションが続かないといった悩みを持っている

会社が多いことがわかりました。では社員が外部研修を受けた後に、どのよう

な対応をしているのでしょうか?

 

多くは報告書の提出、上司に報告などはやっていると思います。そこから先は

どうしているでしょうか? 何か提案があったときに、それについて対応して

いるでしょうか? そのままにしているのでしょうか?

 

研修を受けたときは「なるほど」と思うことがいくつかあると思います。そこ

から自社へ取り入れてみようと思うこともあるかもしれません。しかし、その

あとどうするかを決めていかないと先には進みません。この場合は、行ってみ

たけど効果がなかったで終わってしまいます。

 

優秀な企業は、学んできたことの何かをすぐに自社に取り入れています。全て

は無理でも「これはいいね」と思うことをまずやってみるということです。そ

の先はうまくいかなければ改善したり、場合によってはやめるという選択もあ

ると思います。まずはやってみること。これは幹部の仕事です。研修を受けた

後の提案について必要かどうかを判断する。このようなことがしっかり根付い

ていくと、研修も活かされてくるのです。

 

社員によっては、研修を受けた内容を自社に取り入れると自分が面倒になる、

と思っている方もいると思います。そんな時は「参考になったけど」ぐらいの

反応しか示さないかもしれません。中には研修に行っても報告をせず、しかも

上司もそれについて聞かないといった会社もありました。研修には、研修費、

交通費、そして時間を使っていることを認識させ、研修に参加したからには、

何か一つでも持って帰ろうという意気込みも必要です。

 

一度、研修報告を見直してみてはいかがでしょうか?

 

 

 



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