現場きれいを更に広げていくために

現場をきれいにすることは、最近多くの住宅会社が取り組んでいるようです。

「日本一きれいな現場」「県内No1」など、それぞれ独自に訴えていますが、

何を基準にしているのかわからないケースもあります。そもそも現場のあるべ

き姿についてお客様は理解されていないのが現状ですので、実際には判断に迷

うこともあるのではないでしょうか。

 

経営者が「現場をきれいにする」といっても、社員さんや職人さんがその意味

を理解していないと掛け声だけで終わってしまいます。実際に現場の標語には

「現場きれい日本一を目指す」とありながら、現場は非常に汚いという事例も

多々あります。きれいにすることが目的となっていませんか? 義務感でおこ

なっていませんか? なぜ現場をきれいにするのか、本来の目標はどこにある

のか、これを納得しない限り一時的にきれいになったとしても長続きしません。

ほとんどの会社はこのような問題に直面していることでしょう。

 

そして「現場きれい」を徹底していくには、現場に携わる方々の意識がとても

重要になります。その意識を高めていくには、良いところを実際に視ることが

一番早い方法です。例えば現場視察会に経営者が参加して、社内で「同じよう

にしよう!」といっても、ほとんどの場合伝わってきません。現場であれば監

督や職人が実際に視て、このようなことができるのだということを実感し、自

分ならもっとこのような工夫をするという気持ちになれば、現場での意識が自

然に高まってきます。

 

このような教育の場の機会を設け、家づくりに関わる方々の意識を高め、現場

に真摯に対応する会社を増やすとともに、家づくりを考えておられる方が現場

のことや住宅会社の姿勢を見極め、後悔しないような会社を選んでいただける

ように、その支援体制を充実していくために、一般社団法人「現場きれい推進

協議会」を設立いたしました。

 

まずは夏ごろから始まる「魅せる現場コンテスト2016」からスタートします!

 

 


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