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他責から自責へ、立ち位置・視点・思考回路を変えてみる

長いコンサルタント歴の中で感じていることに、立ち位置・思考の持ち方の違いで大きく業績の違いが出ることを感じている。

 

 

誰でも独自の立ち位置・思考回路を持っている。その立ち位置・思考回路が良ければよいのだが、それが偏ったものであったり、視点が違っていると結論が全く異なってくる。特に物事を自責でとらえるのと他責でとらえるのでは、その導くものが根本的に変わる。

 

 

他責でとらえると、悪いのは自分ではなく世の中が悪いということになる。変えなければならないのは他人であり、世の中であるという。これでは永遠に問題解決はできず、同じ失敗を何度も繰り返す。また他責の人材は仕事をやらされているというスタンスになり、いつまでも停滞していく。周囲も助けようがない。また言い訳が多くなる。言い訳とは美しいインチキであり自己破壊と他者破壊をもたらす。

 

 

自責の人材は、常に問題や事実の本質に迫る。そこにはやらされ感はなく、なぜ悪い結果になったか?その原因・理由は何かを真剣に追及し、その解決策を出していく。言い訳はなく、自分の考えや行動の何が問題であったか、何が不足していたか、何が足らなかったか、何が原因かを考え突き詰める。だから問題解決をしてどんどん進化していくし楽しくもなる。また他人や他部門を決して非難しない。こういう自責の人材は成功しても決しておごらない。成功からその成功要因をしっかり分析し、次につなげていく。進化・深化・新化していく。未来が面白くなっていく。

 

自責の幹部のもとには自責の人材が集まり、発展モードの燃える社風になる。逆に他責の幹部のもとには他責の人材が集まりぐちと他部門批判の不平不満の集団になっている。

 

 

立ち位置・考え方により働いている人々の見える景色が大きく異なっていくようになる。注意してほしい。