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 今月の塾長提言

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  自らが腑に落ちて伝えること 

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☆自然増・自然減

 

経営は生き物です。受注は増え続けて欲しいのですが、勝手に減っていきます。

逆にクレームは何もしなければ勝手に増えていきます。

 

残念ながら、良いことは長く続かず悪いことは自然に増えていきます。

そのような自然の増減に対しては、意識して対策を打ち続けなければなりません。

一つには事実の徹底管理、もう一つは、毎年の棚卸です。

 

今が良くても「このままで良いのか?」を確認し、

マイナス要因を抑えて正すことです。

 

良い時にこそ悪い原因が隠されています。

常に進化・深化・新化の前進向上を意識しましょう。

 

 

☆うまくいっていても・・・

 

良いことでも必ずマンネリ化し陳腐化します。

お客様の評判も良く、良い家をつくっていたとしても、

油断していたらそれがマンネリになりお客様に伝染します。

そして受注の不調を招き、対策を講じているつもりがマンネリとなり悪循環となり、

かなか業績が改善しない、ということがあります。

 

そのような時の多くはお客様が答えを持っています。

 

顧客の声を聴き、感じておられることを常に確かめているでしょうか?

そして、顧客の声を次のお客様に伝える工夫をしているでしょうか?

 

 

☆伝える を大事にする企業が強い

 

今、継続的に強いと思われる企業は、

マーケットインの思想で顧客を重視し進化・深化・新化を継続している企業です。

 

顧客が買いたい・住みたいと思うこと、

すなわちターゲットにうまくコンセプトが魅力的に伝わっていること。

そして企業から顧客へのアプローチ方法がフィットしていること、

うまくいく企業は全てそれをうまく行ってきた会社です。

 

企業が顧客との接点を積極的につくりだすことで、

初めて顧客に受け入れられます。

そして、最近は購入したことを顧客がシェアしたくなるような

演出・コミュニケーションをしている企業が強いですね。

 

そのために、商品もハードよりも暮らしに焦点を当てている企業が目立ちます。

 

いかに顧客に伝えるか、わかってもらえるか、欲しくさせるかを常に考えてください。

 

 

☆腑に落ちているか?

 

昔から様々な営業手法が提唱され、

色々なセミナーなどが流行しては消えていきました。

 

しかし、現代の営業は個人スキルや手法を重視するよりも組織力、

チームワークの強化に軸足が向いています。

 

そして、営業マンで受注をとれている人、

取れていない人の一番の違いは、「腑に落ちているかどうか」です。

 

特に、商品に特長のある場合は、

腑に落ちているか否かが大きく成果に左右しています。

 

会社に自信が持て、自分が提供している住宅に自信が持てれば、

れはお客様に伝わります。

 

その自信がチームとして社員に共有されていれば、

それが良い社風としてお客様にも好印象として伝わります。

 

これはいくらトークスキルを向上させようとしても根本解決につながりません。

テクニックよりもハートです。

腑に落ちて役に立ちたいという人間をつくること。

それが成功の一番の近道といえるでしょう。