● 今月の塾長提言

 ~複合新創業元年で新たな挑戦を!~

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今年のテーマである「複合新創業元年」は、新業態・コラボ(連携)・NETや

IT等による新しい展開を考えていく事です。新しい業態としては、重量鉄骨シ

ステムによる旧市街地市場の開拓に注目しております。また、良い家づくりを

行ってい会社が、規格型住宅を導入することでマーケットの幅が広がります。

コラボ(連携)では、健康に特化した異業種とのコラボレーションを企画して

います。健康経営を工務店・ビルダーの皆さんにも取り組んでいただきたいの

と、新たに「健康オフィス」にも着目しています。この健康オフィスは、オ

フィスの空気環境や電磁波対策を講じた展開を図り、健康経営と合わせて進め

て行く方向も考えています。

 

NETやITでは、原価管理や発注システムを構築し、事前発注から請求なしシス

テムへの展開を考えていたり、次世代のHEMS+センサー技術の応用など、新し

いシステムの導入を図ります。AIによる環境は著しく変化する中で、人間の

コミュニケーションの重要性が今後益々重要になると考えています。

「現場きれい」活動は、当初は「作業」から始まり「仕事」へと変わってきま

した。これからは、さらに心と思いを込めた「志事」へと進化しています。世

の中の技術が進歩しても機械やロボットにはできないものがあります。それこ

そが、「人間力」につきるものです。

 

現在、「健康快適住宅制度」の設立準備をおこなっています。世の中、独自の

概念による健康住宅と呼ぶ会社が多く存在しています。我々は、数多くの健康

で快適に暮らすためのデータを分析した結果、34項目の分野に集約化し、その

データを基に統一したチェックリストを作成しました。単純にいいだけではな

く、技術を含めてしっかりとした制度を業界の先陣を切って導入しようとする

ものです。家づくりへの新たな挑戦として、導入していただきたいと考えてい

ます。

 

企業の基本機能は「イノベーションとマーケティング」です。価値の伝え方が

重要であり、毎年見直しをしながら業務改善に努める必要があります。日々、

世の中が変化するスピードは早くなっています。消費税増税(2019年10月)、

民法改正(2020年4月)、東京オリンピック(2020年7月)など大きな制度や世

界的なイベントがあります。どの様な状況に置いても対応できるようシステム

(しくみ)の標準化を徹底しスピードUPを図りましょう。

 

今後の受注のカギは「質を2倍にする」、「接客を2倍にする」ことです。更に

はCSも進化する必要があります。良い企業が生き残るのではなく、経営に強い

企業が生き残る時代に突入しました。常に自問し、改善・強化・前進をするこ

とが必要です。そして、本当に大事なことは、コミュニケーションです。会社

・お客様・近隣の方など地域密着だからこそ本当のコミュニケーションが求め

られています。我々には家に住む人の幸せを追求する正義があります。日々、

進化・新化・深化しましょう。その先に未来があります。

 

                    

                      (文責:事務局 高橋幸雄)