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● クローズアップ

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  今だからこそ、何故「売れる」「売れない」の探究が必要

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4月の月例研究会では、何故「売れる」「売れない」の徹底研究をテーマに開

催いたしました。事前にアンケートをした結果、自社の強みと弱みを把握して

いるものの、実際にそのメリットを活かしきれていないのが現状であることが

分かりました。ではどんなことを考えていけばいいのでしょうか?

 

☆地域工務店が勝つための「ランチェスター戦略」を活かしましょう

 

ランチェスター戦略は多くの方が聞いたことがあると思います。今回は、住ま

い文化研究会の石川 新治氏をお招きして話をしていただきました。ランチェス

ターの法則には、第一法則(弱者の法則)と第二法則(強者の法則)がありま

す。ランチェスター戦略は=№1戦略(№1を持つ企業は、必ず利益率で勝つ)

と呼ばれます。地域工務店が勝ち残る、生き残る為には戦略が重要です。大手

住宅会社や競合他社と同じことを実施していては当然、勝てるわけがありませ

ん。その答えは第二法則にあります。

 

第二法則は、自社の戦闘力=(武器力)×(兵力)の2乗で表す事ができます。

そこで最も効果の上がる経営資本の配分は、武器力67%、兵力33%の配分で効

果を最大化できます。ランチェスター戦略の定石は、①勝ちやすい場所で戦う

②活動を局地戦にする ③戦闘時間を長くする ④接近戦で利用者に近づく 

⑤軽装備で自由に動き回る ⑥先制攻撃ですぐに実行する ⑦隠密行動をとり、

表に出ないことが戦略上必要なポイントです。つまり、自社の強みを知り、強

みを活かすことにあります。

 

次に、地域戦略で勝つしくみには、①知ってもらう ②気に入ってもらう 

③忘れられない この3つを達成することが他社との差別化に繋がります。特

に、「忘れられない」戦術は、お客様の「さみしい」を理解して上げることが

必要です。お客様は“選んだ商品に間違いはない”“選んだ会社に成功しても

らいたい”という気持ちがあり、その期待に恥じない経営、期待通りの会社で

あることが必要です。お客様はきっと大満足し、誰かに話したくなるのではあ

りませんか?。いま経営戦略に少しでも迷いがあるなら、ランチェスター戦略

の考え方を活かして見ましょう。

 

☆思い切って戦略の見直しも必要

 

群馬のD社様からは「戦略見直しと業績回復」について発表していただきまし

た。今年で創業49年を迎え、これまでに地元を中心に2000棟以上の建物を建築

してこられました。経営も順調に推移していたときに、さらによくしようと外

部のコンサルタント会社に協力してもらいましたが、裏目に出て不振におち入

りました。

 

こうした中で、住宅産業塾の長井塾長の指導をあおぎ、お客様に対する自分た

ちの立ち位置の確認、自社の「強み」を見直す必要性に気づくことが出来まし

た。すると、課題と改善方法が明確になりました。今まで暗礁に乗り上げてい

た時には、①お客様の問題や欲求をつかみきれていない ②「らしさ」がうま

く伝えられていない ③次回アポへの組立てがうまくできないな点が上げられ

ました。

 

これらを改善し、営業部共通の約束事などもつくり、全員が情報共有し約束を

守り「らしさ」を追求することで、成果が徐々に上がり始め、前年同月対比で

契約件数が160%、設計申込が200%という結果につながってきました。現在、

営業・設計・工事とのつながりを強化し、「地域で一番良い家をつくる住宅会

社」を目指して取組んでいます。今後が楽しみです。

 

☆営業は、まずは自分がその商品を好きになること

 

次に営業マンとしてどう行動するか?スーパーラジエントクッキングヒーター

のプロフェッショナルセールスである江頭氏による「伝える心のこもった営業」

をテーマに話をしていただきました。

 

営業の秘訣は、『売れる商品を売るのではなく、売りたい商品を売る』ことに

あります。お客様に「感動」を与えるためには、自ら売りたい商品のファンに

なること。ファンになると商品説明ではなく、伝えたい気持ちになるとのこと

です。お客様が“買ってよかった”というお客様の購入利益が一番の感動です。

 

感動し採用されるまでにはライブで五感(動)に訴えることが必要です。

 ※五感=視覚・触覚・聴覚・嗅覚・味覚

スーパーラジエントクッキングヒーターは、五感全てに訴えることができる商

品です。モデルハウスでは、スーパーラジエントクッキングヒーターの上に

「IHではありません」のPOPを置くだけで、着座率、次回アポの獲得ができる

そうです。商品特徴は自分がその商品のファンであり、熱く伝えるだけで感動

を与えることができます。また、使ってからわかる質問に対しても、自分が

ファンであり使っていれば、その問題を解決することが安易に出来、お客様も

大満足となります。つまり、お客様が感動し満足することが一番であり、その

ために五感に訴えかける環境をつくり、熱く伝えることが商品販売の秘訣です。

 

私たちの仕事は家づくりです。お客様に五感で感動していただきましょう。

そのために、体験・体感、お客様の声、ホームオーナー様邸の訪問、魅せる現

場の見学の活用方法が決めてです(順序もよく考えてみましょう)。