インテリアで差別化を!

家づくりにおいて、設計・デザイン力、技術力、お客様対応力、そして価格訴

求力など、各社各様に強みがあると思います。これから超少子高齢化や消費税

10%時代になると、家づくりも2極化すると予想されます。1つは家を箱でい

いという割り切りで徹底的なローコスト路線、もう1つは付加価値を高めたい

い家づくりをするという路線です。


いい家づくりとは設計提案やデザイン力に優れたものということもありますが、

もっと暮らしに密着した提案をおこなっていくには、インテリアコーディネー

ト力というものが必要になってきます。ここで言うインテリアコーディネート

とは、単なる色決めや設備や材料選びということではありません。


お客様がどのような暮らしを望んでいるのか?、少しでも豊かに快適に暮らせ

るにはどんなことを教えてあげたらいいのか?、そのお客様の暮らしに夢を与

えてあげられるような提案をすることが、インテリアコーディネート力という

ことになるのです。


暮らし方でキッチンの配置も変わります。「キッチンはこの辺りだから、この

ように配置します」ではありません。「家族構成がこうだから、料理をすると

きこんな状態が望ましいので、このような配置でいかがでしょうか?」といっ

たように、一歩踏み込んだ提案になるのだと思います。これは設計の話でもあ

ります。暮らしを想定しベストな提案をするには、設計時から考えていきまし

ょう。


暮らしの提案がお客様が求めている以上なものになると、さすがプロ!などの

評価もいただき、満足していただけると思います。他社でそこまでの提案がな

ければ、大きな差別化にもなるはずです。


今年からこのインテリアの研修をおこなっておりますが、まだまだインテリア

コーディネート力というところの認識は大きくないようです。どこで差別化し

ていくか、どうやって満足度を上げていくか、インテリアについても本格的に

考えてみてはいかがでしょうか?





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