<利益の出る照明設計とデザイン> キッチンと照明を組み合わせて売る

キッチンと照明を組み合わせ

 

キッチンカウンターの下や足下に照明を入れるだけで高い演出効果が生まれます。これ、別に無くても何も困らない照明。

見方を変えると「ムダな光」。

この何気ない光が「贅沢な空間」を生み出すアイテムに変化します。

言われなければ気がつかない。

でも、視界に入ってくる。これが、大切なポイント。

 

そして、光を仕込むには、光源が見えないよう隠します。

そこに光があることがわからないように。

 

これを提案するにはある程度のインテリアデザインに対しての興味や関心があることが条件になりますが、インテリアデザインだけでなく実用面からの提案も出来ます。

 

例えばキッチン最下部の間接照明。

 

床面に這うように光を照射するとキッチンの床の埃や汚れがこれでもかと言うほど良く見えます。

光の効果で掃除を促すことが出来るのも提案の切り口と考えます。キッチンの中側だからスイッチはキッチン側に付ける必要も無く、ダイニングテーブル用の照明と合わせたり、リビング照明の回路と合わせたりすることで、キッチンの中をほんのり照らし空間を一体化させる効果も作ることが出来ます。

演出を考えたり、実用面を考えたりと付加価値を上げる工夫が出来るのもキッチンです。コンセントを付けるのも良いアイディアです。

 

 

いずれにしても、キッチンはキッチンメーカーの既製品を選ぶことが多いので電気に関連するアイテムを組み合わせるところは多くありません。だからこそ、ちょっとしたアイディアが訴求ポイントになり得ると考えます。

 

 

マニュアル化

 

一度施工してみると、課題点や工夫点が見えて来ます。

アレンジも可能です。照明器具も厚さ6ミリの超薄型や1センチ真角の超小型のものもあります。

これをセットにしたりパッケージにしたりすることで、施主はチョイス(選択)するだけ。

原価をベースに価格設定する方法もありますが、オリジナルの定番商品として標準仕様にする方法も検討出来ます。価値が加わることで、利幅を増やすことも可能です。

 

私たちが伝えなければ気がつかなかったアイディアの価値の提供こそが私たちに課せられた使命です。