百聞は一見に如かず

住宅産業塾では、CS実現とベンチマーキングの実践を掲げております。この

ベンチマーキングとは、他社のいいところを真似て超えていきましょうという

ことで、視察会や勉強会などを通して取り組んでいただいております。


ベンチマーキングの対象となった事例には、これまで多くのことがありました。

営業的に勝てる流れを確立した「ベストセールスシステムの構築」や、粗利益

率が30%を超えるような「コストダウンの実現」、現場きれいを徹底的におこ

なってきた「魅せる現場づくり」など、各社の強い部分が他社のモデルとなっ

ております。


会社の全ての取り組みがベンチマーキングの対象となる、ということはほとん

ど無く、どの会社でも「ここの部分は大変優れている」というようなある一部

の取り組みや仕組みなどが優れているというケースがほとんどです。よって、

ベンチマーキングされる企業でも、他社の違う部分は参考になり、それらを続

けていけば素晴らしい企業になることができるということになります。


このベンチマーキングという手法を考えた場合、一番わかりやすいのが現場視

察会ではないでしょうか。現場系の視察会では、現場きれいや品質管理、そし

て大工や職人さんの仕事ぶりや考え方など、普段見て聞くことができないこと

が、とても役立つことがあるのです。特に現場監督さんだけでなく、職人さん

も含めてくると非常に刺激となり、自分ならこのようにする、もっとこうすれ

ば良くなるはずだなど、自分で考えて実践できるようになるのではないでしょ

うか。


正に、「百聞は一見に如かず」です。ただ聞いて終わってしまい無駄な時間を

無くすよりも、視てそれに基づき動いて、評価を出して更に改善する、という

方向になれば、良い循環になると思われます。事例はたくさんあります。ベン

チマーキングの実践に挑戦してみませんか? 

 




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