· 

商品なくして販売無し②

 

住宅の品・質の良さが一目で予感できる魅せるデザインの家ができると最高です。

デザインはステイタスです。魅せる外観、魅せる内観、魅せるエクステリアを実現できるよう努力することが大切です。

 

 

良い住宅は

①性能・機能、②意匠・デザイン、③プラン、④材料、⑤価格(コストパフォーマンス)を満たし、⑥良品質の施工により実現する。

①~⑥のひとつでも「らしさ」の魅力があると強力な武器になります。

「らしさ」の優位点はどんどん強化し、改善点でなおす必要があるものは思い切って改善してください。

 

エリアでの売れ筋商品は何か、競合相手の売れ筋は何か、自社の商品の位置は何か、

どう差別化できるか真剣に分析して「らしさ」をあみ出してください。

ハード・ソフトのいずれでもよいです。

とにかくお客様が評価するもので、「らしさ」による競争力のあるものをつくり出してください。

価格で優位性を出すか、デザインで差別性を出すか、性能で違いを出すか、

材料の特質で特長を出すか、またはそれらの複合で出すか、

いずれであっても他社とは一味も二味も違いのある「らしさ」を出してください。

この違いが出せるかどうかで運命が決まるといっても過言ではありません。

 

お客様が認知・評価されるものは一つではないので、自社が一番戦える強いところを強化し、それをアピールしてください。

常にお客様に視点をあわせ、考え、組み立てることを続けていけば必ず成果は出てくるものです。

 

 

「良い商品は売れる」は真実ではありません。

良い商品をお客様に認知・評価されるようにアピール・演出しなければ売れるものではないのです。

良い商品は売れるというのは錯覚です。

 

また性能だけで売れると思っている人がいますがこれも錯覚です。

価格帯での住宅の品があることを忘れてはいけません。

価格的に高めの住宅は、それにふさわしいデザインなり雰囲気が必要です。

 

また工法で売れるというのも錯覚の一つであるといえます。

お客様が求められているものが何かをよく理解しておく必要があります。

お客様が求められているのは住まいやすい住宅であり工法ではありません。

 

特に住宅が「建てる技術」から「住まう・暮らしの技術」へと変わっている現在、

求められているものは暮らしの安全・健康・快適・効率・利便性が実現でき、かつ美しく、価格にあったものです。

 

商品なくして販売なしであることを忘れず努力してください。

本気で考え、本気で取り組むと必ず道は開けてくるものです。頑張ってください。