利益の出る照明設計とデザイン 組み込み照明という考え方

リブ材とと照明の組み合わせ

 

福岡県にある「株式会社サカイ」ラインリブシリーズに角山という既製品があります。この既製品に合うシリコン照明を組み合わせました。ピッタリはまります。角山○○には、シリコン照明の○○。角山△△には、ライン照明の△△。というようにリブの形状にピッタリ合う照明器具を探し組み合わせました。

 

灯りコラムVOL23」でご紹介した続編です。簡単です。誰でも出来ます。一度やってしまえば毎回やりたくなります。

マニュアル化も簡単です。パッケージにすることで営業ツールとしても使えます。差別化も出来ます。照明のサンプルも用意しました。人感センサースイッチも組み合わせることも可能です。センサーの大きさはΦ35で超小型。これも既製品。1個1,500円くらいで購入出来ます。もう、やるしかないでしょ。

 

 

 

ポイントは、これをどこに使うのか?よりも、住み手の個性を刺激する生活スタイルに合わせて組み込むこと。インテリアのアクセントとしてリブ材を使って、そこに照明があることで、リブ材が照明器具として機能する。これが皆さんの考える提案材料になります。

アイディア商品ですから、金額の相場感がありません。大きさや施工範囲に合わせた金額設定も必要ですが、「なんか良いかも・・・」と思っていただける仕掛けができれば、あとは絵画と同じ感覚で値付けが可能です。

 

顧客の価値観と相談になりますので、指値をしてもらうなどの交渉の楽しみを与えても良いのかも知れません。

 

あなたならいくらで買いますか?
この金額の指値。興味のある方は予想以上に乗って来ます。値踏みの網
にかかってしまえば採用の確立が高くなります。もちろん、ここでの収
益を出すことも可能ですが、一の目的は、あなたのためのオリジナ
ルデザインを一緒に考えますよというメッセージを添えること。既製
品を買うのではなく、空間デザインを買うところに「感情価値」が付加
します。

住み手がちょっとした自慢ができるアイテムをさりげなく創り出す。この提案営業こそが顧客満足を向上させる大きな要因になります。