まちづくりも価値あるものに!

工務店さんの中にも、ある程度のまとまった分譲地などを購入して、建物と一

緒に販売していくこともあると思います。この場合に、その分譲地全体を魅力

あるまちづくりとして捉えているでしょうか? コンセプトなどをつくらず好

き勝手な家づくりをしてしまうと、バラバラ感が強く魅力的にはなりません。

まずはその区画全体のコンセプトを決めて、それの共通認識を得るところから

始まります。

 

デザインについては、コンセプトに基づいて決めていくことになります。建売

りであれば、コンセプトに基づいて全体を設計すればよいので、デザイン性に

も統一感が出てくるでしょう。分譲地として売って家を建てる場合だと、お客

様の好みもあるでしょうから、同じテイストのデザインで建てられるかどうか

分かりません。

 

建物個々のデザインはある程度自由にする場合は、外構計画にルールを決める

ことです。例えばフェンスの高さはいくつまでにする、道路に面する敷地はシ

ンボルツリーを植える、門のデザイン性を統一する、外にある設備機器はデザ

インで隠すなど、ある程度のルールを決めておくことで、その区画がきれいに

整ったように見えるようになるようです。このようにまちづくりをしっかりと

した考えでおこなうことで、会社のブランドへとつながってくるのです。

 

今後、家の資産価値というものにも目を向けていかなければなりません。個々

の家だけでなく、街全体が素晴らしいものになると、そこの資産価値が高くな

っていき、転売するようなときにも価値が下がらず取引が可能になってきます。

そのためにも、家づくりには街並みにをしっかりと認識したうえで、デザイン

や品などの点からも良い家づくり、まちづくりにつなげていってほしいもので

す。

 

 

 



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