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3月月例研究会開催報告

先月の月例研究会は、「CS重視の顧客・地域密着企業の顧客創造研究」でした。
厳しい社会情勢ですが、CS企業が活躍し、認められる大チャンス!
という意識を、まさにCSトップランナーである会員企業様のお話と共に共有する機会となりました。

 

 

長井塾長の基調講演

 

最初に、資材不足への言及がありました。

「対策としては、原価アップ…利益対策、売価アップ…販売対策の両面から考える必要がある。
現状、販売価格への転嫁に限界がある中、コストや商品の見直し、さらに本体以外で利益確保を考えることも必要である。」

 

「資材に限らず、業界は激変期である。単純には厳しくなるマーケットだが、その変化にどう変化対応するか、
どういったやり方が良いか、どう戦うか。その中でも大事なのが、お客様を幸せにすること。
そして真のファンになっていただくこと。熱烈なファンになっていただければ、
ファンの無限連鎖で熱烈ファンに営業サテライト店=営業支援者になっていただくことができる。」
という力強いコメント共に、
「ただし、これには継続性が鍵。せっかく満足感動していただいても、繰り返しが無ければ熱烈ファンにはなっていただけない。
ここまで至るか否かが大きな差となってあらわれる。」
という指摘もありました。そして、
CSの徹底は、業績向上=儲かる、に繋がる。中途半端はゼロと同じ。
正しい戦略と徹底した行動、CSの実践で必ず儲かる会社を実現して欲しい。」

 

 という言葉で締めくくられました。

 

 

CSトップランナー2社の成功の鍵

 

さらにCSを長年徹底し、成長発展を遂げておられるCSトップランナー2社、

新産住拓(株)小山社長

健康住宅(株)畑中社長 にお話を伺いました。

 

 

新産住拓小山社長のお話しの内容は、実践の工夫としてCSの「見える化」が大きなポイントでした。

事業計画にもCS目標を盛り込み、数値に落とし込み改善を徹底。

さらにCSを社員評価にも反映させ、結果としてCSが企業文化として定着していること。

また、全社員による全HO様邸年2回訪問実施によるコミュニケーション等、

HO様重視の姿勢が徹底され、それが業績向上にとって最も重要なポイントとなっていることをお話しいただきました。

 

 

健康住宅㈱畑中社長のお話しの内容は、

価値観共有のための社長塾や社内コミュニケーションの徹底による社員教育重視姿勢、

BMなどから積極的に学び、それを即行動に移す実践力の高さ、

さらに最近では、紹介受注50%実現のための取り組みなど、

実践の裏付けと、チャレンジが総合力の高さに繋がっていることをお話しいただきました。

 

 

両社様共に、「人材」「教育」「幹部マネージャ」そして「CS」を重視する姿勢は共通しておられ、

参加された方にとって実践の参考になる話も沢山ありました。

 

今回の月例研究会は、まさに日本のCSトップランナーの経営者がどのようなことを重視し、そしてCS活動を成果に繋げてこられたか、

という点を中心としました。

CSで顧客創造そして業績向上は必ずできる!という意識を皆様と共有することができました。

次回は、5月20日、いよいよ久々のリアル開催による(株)丸尾建築様BM視察ツアーとなります。